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要旨 戦後の日本社会は、経済的にも社会的にも大きな変動を経験しているが、男性と女性を取り巻く状況も大きく変化してきた。戦前の日本は女性が男性より差別させている家父長制的な社会だったが、戦後、男女平等の精神が憲法でうたわれるようになり、女性差別の問題に取り組む運動(フェミニズム運動)が展開してきた。 本稿では、戦後、日本女性の経済活動、政治、教育、家庭の面では、どのような変化があるのか、変化を起こす理由を考察する。その結果、50年代から現代にかけて日本女性の地位はどんどん高まり、現代の日本女性は、政治、社会などの分野で活発しながら、女性の社会地位をもっと高めようとしている。一方、現在の日本には、男性と女性は法律上平等であるが、日本人の多くが、男女平等の社会が実際に実現していないと思われる。戦後、男女の生き方は大きく変わってきた反面、依然として男女の差別は相変わらず根強く存在していると言える。 キーワード:戦後 日本女性 社会地位 変化
目次 摘要 要旨 はじめに-1 1 戦後の時代背景-2 1.1 男女平等の制度化-2 1.2 戦後の工業化-2 2 戦後女性の社会的地位の変化-2 2.1 女性の経済活動-2 2.1.1 女性の職場進出-2 2.1.2 消費の主導権の把握-4 2.2 女性と政治-5 2.3 女性と教育―高学歴化-5 2.4 女性と家庭-7 3 女性地位変化の原因-8 3.1 歴史の原因-8 3.2 ほかの原因-9 おわりに-9 参考文献-11 謝辞-12 |