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要旨:西洋人の直接で熱情的な性格より、東洋人は人と付き合うとき婉曲で含蓄する傾向がある。その中で最も典型的な代表は日本人だ。日本社会は「和をもって貴しをなす」という思想を重視している。604年に、聖徳太子は儒教と仏教思想の影響に及ぼされて、「和をもって貴しをなす」を十七条憲法の第一条にした。それから、「和」は日本人の信条思想として、日本社会に根深く存在している。日本語の曖昧表現は日本人の「和」をよく表す。日本人は日常生活の中に、お互いの人間関係を大切にしている。「和」の関係を保つために、相手のメンツや感情を損ねらないように、人と付き合うとき、言いかけて後項省略という言い方を使って、自分の意向を相手に察してもらおうとする。本文は日常生活でよく使われる曖昧表現を例として、日本人の曖昧さを分析するつもりだ。そして、日本の社会文化と自然環境から曖昧表現の生み出される原因を分析してみる。
キーワード: 婉曲 含蓄 和 人間関係 曖昧表現
目次 要旨 中文摘要 初めに-1 1曖昧表現の定義-1 2日本語でよく使われる曖昧表現-1 2.1禁忌語の類-1 2.2婉曲表現の類-2 2.2.1「相槌を打つ」について-2 2.2.2「はい」について-4 2.2.3「副詞」について-4 2.2.4「断定を避ける語彙」について-5 2.3多義語の類-5 2.4断る時に用いられる曖昧表現-6 2.4.1不都合や理由だけを述べる-6 2.4.2後項省略という言い方を使う-7 2.4.3相談余地のあるような言い方を使う-7 2.4.4口実を設ける-7 2.4.5「感謝と同時に曖昧な断り」という言い方を使う-8 3曖昧表現が生み出される原因-8 3.1日本の「和」と「礼」の文化-8 3.2島国の特性-9 3.3稲作文化による集団意識-9 終わりに-9 参考文献-11 謝 辞-12 |