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要旨: 本論文は李白という有名な唐の詩人に関する研究である。『李太白文集』、『三唐詩解 (早稲田大学四十二年度文学科第二学年講義録)』、『李白 (鑑賞世界名詩選)』と『世界古典文学全集 27 (李白)』四つの本から李白の漢詩と日本語訳文を採集し対照研究した。主に彼の漢詩と日本語訳文の対照研究を通じ、三つの方面の内容を研究する。一つは詩のイメージ、もう一つは作詩の技法と翻訳の技法、もう一つは詩と彼の思いということである。 研究の結果として、以下の結論を出した。 1)李白の詩では、道家思想の影響を受けるため、理解しにくい意象がよく使われている。両国の研究では、常に意象に関する考えが違う。それに、翻訳のとき、字形の変わりも理解には影響がある。 2)李白は誇張、虚実、隠喩をはじめとする修辞をよく使う。それで、日本の学者の翻訳は三つがあり、一つは中国語原文に忠実、一つは日本人にとって理解しやすい同義語に変わり、もう一つは原文を分け、学者自分の補足説明をつける。この翻訳のせいで、修辞の技法についてよく違う考えがある。 3)李白の詩から、彼の遭遇が見え、彼の思いを分析する。この思いには、両方の意見をまとめ、原因を検討する。
キーワード:李白;研究の違い;意象;翻訳;技法;影響
目次 要旨 中文摘要 1、はじめに-1 1.1先行研究-1 1.2研究方法-2 2、日中研究成果の対照-3 2.1「床」と「紫煙」の研究成果の違い-3 2.2修辞技法への理解と名家の翻訳の違い-5 2.3詩に含む思想と李白の思いの違い-6 3、李白の詩が文学への影響-10 3.1中国文学への影響-10 3.2日本文学への影響-10 4、終わりに-11 4.1差異の原因-11 4.2本文の不足-11 参考文献-12 |