要旨:中国清朝の作者曹雪芹の書いた『紅楼夢』と日本中古作者紫式部の書いた『源氏物語』で、二者とも同時代の鏡のように見えると言える。７世紀も隔てたのに加えて、異なる文化背景をもとにして書かれた作品として、二者とも悲劇的なテーマが含まれている大著である。

その二つの名作を読んでみると、テーマ思想や人物形象などの芸術表現方法において、似ているところが多いことに気付ける。

本文は作品中の女性形象について簡単に比較する。中日両国で封建時代の姉妹運命の境遇の分析を通じて、文学創作の規律を探し求める。作品の女性の知恵、外貌、才気などの共同点及び生活時代の背景と、性格と感情での異なる点を分析する。

キーワード：源氏物語；紅楼夢；女性イメージ；愛情価値観；運命

摘要:中国清代作家曹雪芹的《红楼梦》和日本中古女作家紫式部的《源氏物语》都是他们所属时代的铜镜,反映了那个时代的历史。虽然时间跨度很大,相差七个世纪之久,而且孕育在两个不同的文化背景中,但它们都是富有意蕴和悲剧性主题的鸿篇巨著。

细读这两部巨著，我们惊异地发现，它们在主题思想、人物形象和艺术表现手法等方面，竟有许多相似、相通之处。

本文就两部作品中的女性形象进行一番粗略的比较，通过发掘封建时代中日两国姐妹命运遭遇方面的相同与相异，从中探寻出文学创作的某些规律来。首先，分析两部作品中女性的智慧外貌才情的共同点以及生活时代背景的共同点。接着从性格和情感的角度可以分析出女性的不同之处.

关键词：源氏物语；红楼梦；女性形象；爱情观；命运