要旨:日本の陰陽道は、中国で生まれた自然哲学思想、陰陽五行説を起源として日本で独自の発展を遂げた、自然科学と呪術の体系である。それは平安時代に隆盛を極めたが、流行の発端は早良親王の怨霊のためであるといわれている。

陰陽師の中で、もっとも有名な人物は安倍晴明である。彼の影響の下に、陰陽師は政治運営や人事決定から天皇の譲位に至るまで多大な影響を及ぼした。現在、陰陽道は衰弱しているにもかかわらず、陰陽道の思想は、已に人人の生活に滲み込んでいると思われる。

キーワード：陰陽道安倍晴明怨霊衰弱

目次

要旨

中文摘要

1.序文.１

1.1平安時代の背景

1.2安倍晴明の先人達

2.陰陽道と陰陽師.２

2.1陰陽道思想とその淵源

2.2陰陽師の立場、役割、能力

2.3鬼・怨霊・もののけと祟り

3.安倍晴明について.４

3.1名前

3.2家系と家族

3.3 生涯と事績

3.3.1誕生と幼少年時代

3.3.2陰陽道の修行

3.3.3宮廷奉仕時代

3.3.4祓除の事績

3.4宮廷における立場と人間関係

3.5 「呪」の観念と祓除の方式

3.6著作

3.7安倍晴明神社

 4.平安時代における陰陽師の流行とその原因６

 5.平安時代における権力者への影響７

 6.現代への影響７

 7.結論８

 8.注.１０

 9.参考文献.１１

 10.謝辞１４