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要旨:高等教育の大衆化及び人材需要の多様化につれて、応用型人材は高等教育機関の重要な育成目標になった。そして、世界経済のグローバリ化を背景にして、各国の文化交流がますます深くなっている。その中で、特に中国と日本とは政治、経済、文化などの分野における交流が深くなっている。それで、日本語人材市場の需要が拡大し、多くの大学は日本語学科を開設した。しかし、中日両国の文化環境と教育体系は違うので、日本語専攻の育成方式と日系企業の人材需要には落差がある。そして、日本語専攻の卒業生は企業の要求に合わない、就職難の問題が生じている。日系企業に適応するような応用型日本語人材をどのように育成できるか、これは日本語教育システムにとって重要な研究課題となる。 本論は高等教育機関における日本語育成方式の現状を把握したうえ、その長所と短所を分析する。それから、日系企業の人材需要を分析したうえで、その人材の需要に適応するような日本語教育の方式を考察する。本稿は、現在の日本語教育機関が人材育成観念を変え、カリキュラムの構成を改革し、教授方法を改善し、異文化の交流を強めて、日本語を身につけるだけでなく、日系企業の文化環境も理解できる応用型人材を育成する必要があると指摘する。 キーワード: 応用型人材;育成方式;日系企業;専門性
目次 要旨 中文摘要 第1章 はじめに-1 第2章 日本語専攻の育成現状について-3 2.1教師の規模-3 2.2授業科目の構成-3 2.3教学方法-4 2.4育成目標-4 第3章 日系企業における日本語人材の需要-7 3.1実践力のある人材-7 3.2応用力のある人材-7 3.3高いコミュニケーション能力を持つ人材-7 3.4国際化に対応できる人材-8 第4章 日本語教育の問題点-9 4.1教学観念の遅れ-9 4.2古い授業方法-9 4.3 カリキュラムの問題点-9 4.4教学資源の不足-9 4.5人材育成方式と育成目標の問題点-10 第5章 新しい育成方式の構築-11 5.1新しい「日本語人材」育成体系の再建-11 5.2学生の素質養成-11 5.3社会と大学の連携体制-11 5.4 カリキュラムの構成-11 5.5教学方法の改善-11 第6章 おわりに-13 参考文献-15 謝 辞-16 |