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要旨:
戦後経済再建の初期、日本では経済の発展を重視するが、環境保護の意識が弱いので、さまざまな環境問題を起こした。そこで民間にしても政府にしても、環境保護の意識が高まり、環境保護組織もいくつか誕生した。本課題では、日本の環境保護組織の歴史を振り替えた上、社団法人、財団法人、市民団体、町内会などの環境保護組織の設立経由、運営、業績などを調べた。組織の性格からいえば「財団法人」と「社団法人」などの公益法人が主な団体であるが、ほかにも、いろいろな市民団体がある。最も特色のある市民団体は、町内会である。そして、各環境保護団体や組織が独立しながら協力して一つの問題に取り組む場合も少なくない。たとえば、富士山の汚染問題に貢献をした組織は、「富士山クラブ」、「富士山トイレ研究会」、「富士山エコ・トイレ勉強会」などが数えられる。環境保護組織に各分野の専門家と現地の人々が参加し、活躍するのが特徴で、賞賛すべきで、取るべきところだと、筆者は指摘したい。
キーワード: 財団法人;社団法人;町内会;市民団体
目次 摘要 要旨 はじめに-1 1日本環境保護団体の発足と発達-2 2 日本環境保護団体の分類-3 2.1社団法人-3 2.2財団法人-3 2.3市民団体-4 2.4町内会-5 3ケースからみる日本環境保護団体-6 3.1富士山環境の改善-6 3.2川越市の保護-7 4 中国への示唆-9 終わりに-10 参考文献-11 謝 辞-12 |