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要 旨
本研究は光村図書の中学校国語教科書を研究対象として、三冊の教科書の性別文化編集、すなわち教科書の挿絵、文章の作者、主なキャストと人称が伝える性別意識について分析して、国語教科書のジェンダーイデオロギーとその具体的な表現を明らにしようとしたものである。価値観の形成の重要な時期である中学生には、教科書が男女をどのような人間関係の中で提示しているかは大きな意味を持つ。本研究は光村図書の国語教科書は男女の役割が固定されていることと男女差別的な表現が残っているということを明らかにした。 以上のような視点から、中学校の国語教科書においては男女がどのように描かれ、その内容からどのようなジェンダーメッセージが伝えられていたのか、考察を行うことにした。
キーワード:中学校国語教科書 性別文化編集 性別意識 価値観
目 次 要 旨 中文摘要 はじめに(3) 第一章 あらすじ(4) 1.1 先行研究.(4) 1.4 研究の内容と方法(5) 第二章 光村図書現行中学校国語教科書のジェンダーイデオロギーの分析.(6) 2.1 作品の著者から(6) 2.2 挿し絵から(8) 2.3 作品の人物から(9) 2.3.1男女人物の割合分析.(9) 2.3.2キャストの分析.(11) 2.3.3人物の能力から(15) 2.3.3人物の性格から(16) 第三章 結論とアドバイス(19) 3.1 教科書性別不平等の影響.(19) 3.2 教科書の編集者にのアドバイス.(21) 終わりに(22) 参考文献概要.(23) 謝辞(30) |