中日現代文学の悲劇美の比較研究

－『平凡の世界』と『ノルウェイの森』を中心に

要　旨：『平凡の世界』と『ノルウェイの森』はそれぞれ中日現実主義文学の代表作で、２０世紀７０、８０年代の期間で中日両国の人々のライフスタイルと生活態度を反映し、両国民衆の生活縮図である。当時、中日両国は経済や、文化などの面で大きな差異がある。両国の人民は生き方の面で共通点と相違点がある。二つの小説は共に悲劇であるが、主人公は性格が違い、苦境に面した態度も異なっている。

本文は主に小説の創作背景、表現技法、人物のイメージの三つの面から中日両国文学の悲劇美の特徴を分析する。 また、二つの作品の主人公が現実に直面した態度を比べ、路遥と春上村樹の人生に関した態度を追究する。

キーワード：現実主義文学  『平凡の世界』 『ノルウェイの森』 悲劇美

目次

要旨

中文摘要

1. はじめに-1

2.『平凡の世界』について-2

2.1作者と創作背景-2

2.2 作品のあらすじ-3

3.『ノルウェイの森』について-4

3.1作者と創作背景-4

3.2作品のあらすじ-5

4.『平凡の世界』と『ノルウェイの森』の比較-6

4.1表現技法の比較-6

4.2人物のイメージの比較-9

4.3悲劇の結果の比較-10

5. 中日現代文学の悲劇美の比較-11

5.1死亡の悲劇-12

5.2愛情の悲劇-12

5.3社会の悲劇-13

6. 終わりに-14

謝    辞-16

参考文献-17