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要旨:中国と日本は互いに古い歴史と何百年の文化交流史を持っている国である。長い間の友好的な往来によって、中日両国は互いに学びあい、相手の長所を勉強した。その中に、中国の漢字は日本に引き入れられたあと、地域に適応するための改造があっても、漢字の多くの部分がそのまま使われていた。このため、中日両国は文字には確かに縁があるといえるのであろう。しかし、近代になってから、すごくややこしい古代言語体系は、迅速に発展している世界近代化の時代に適応しないのは間違いない事実である。中日両国は言語の革命を首を長くして待っていた。その原因で、中日両国はこの歴史の交差点でそれぞれ性質が違っても、同じ歴史使命を背負っている言語革命を興した。すなわち、日本の言文一致運動と中国の口語文運動である。 中国でのこの言語革命は、民主を腐った封建的な思想から解放し、精神的な面で、民族全体の活力を復活させるだけではなく、国内で革命を行う同時に、国外の成功経験を取り入れた。その中に、中国と同じく西洋列強に侵された日本は中国の主な学習対象となった。それによって、中国と日本の間に、さまざまな分野での交流は頻繁になってきた。 この二つの運動を対象として、運動の政治背景を比べたり、運動の過程と乗り越えた挫折を知ったり、性質が全然違っているこの二つの運動は社会にどんな影響を与えていたのかということを研究したりすることによって、二つの運動は似ているところと違ったところを詳しく説明し、将来の言語発展の道の方向を選択する根拠となる。 キーワード:口語文運動 言文一致 比較
目次 要旨 中文摘要 はじめに1 1.中日両国の政治背景1 1.1日本明治維新前後の政治背景1 1.2中国近代の政治背景2 1.3 政治背景の異同2 1.3.1国制の違い 3 1.3.2 時代の違い3 2.中日の口語文運動と言文一致運動の発展3 2.1日本言文一致運動の発展4 2.2中国口語文運動の発展4 2.2.1清末の口語文運動4 2.2.2五四運動時期の口語文運動4 2.3二つの運動の性質の違い5 3.口語文運動と言文一致運動の意義6 3.1考え方の転換6 3.2発言権の平等化6 3.2中日交流の促進6 おわりに6 参考文献8 謝辞9 |