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要旨:日本語の中で、一部の名詞は意味が数多い上に概念の抽象度が高いので、理解しにくい。例えば:「外出中のところ」の「ところ」、「これが契約が成立したものとする」の「もの」、「英語で外国人と話すことができる」の「こと」など。これらの実質的な意味が希薄で、多くの場合、連体修飾成分を伴って用いられる名詞を「形式名詞」とよばれる。その中に「もの」と「こと」は広い意味の範囲を示し容易に間違える。日本語学科の学生と日本語を勉強する人々に対し、「もの」と「こと」はどんな時に実質名詞として使うのか 、物事を指す時どちらが使う方がいいのか、これが最も困難な点である。もし共通点を中心として学ぶなら、両者の一部の意味が近いため、かえって相違点を混ざるかもしれない。正しく覚えるのは大変だし、日常生活に誤用な場合も多い。そのため、どのように正しく使うかが私達日本語を学ぶ者にとって、非常に重要な問題の一つとなった。両者は入れ替える状況が少ないため、その相違点が中心として論じるのは重要だ。両者を正しく分類するため、釈義と例文の分析を欠かせない。しかし、単純に中国語解釈と慣用語の方面で論述するのは多少不足。したっがて、本論文は、「もの」と「こと」の意味からその接続まで、両者の相違点を中心として、本義、用法などの方面に及ぶそれぞれ論述を行う。
キーワード:もの こと 形式名詞 用法 相違点
目次 要旨 中文摘要 1「もの」の意味と用法-1 1.1実質名詞としての「もの」-1 1.2形式名詞としての「もの」-2 1.3形式名詞「もの」の用法-3 2 「こと」の意味と用法-4 2.1実質名詞としての「こと」-4 2.2形式名詞としての「こと」-4 2.3形式名詞「こと」の用法-5 3 「もの」と「こと」の比較-6 3.1「もの」と「こと」の相違点-6 3.1.1「もの」に関して表現文型-7 3.1.2「こと」に関して表現文型-8 3.2 「もの」と「こと」の共通点-10 3.3 誤用の例と分析-10 おわりに-11 参考文献-12 謝辞-13 |