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要旨:色彩語は、元々、言葉の多様性を表すとされた有力な分野であった。アメリカの言語学者のブレントべーリンの基本色彩語理論によると、色彩語で、ある言葉を使う民族の文明度の高さも証明できた。中日両国の基本色彩語の中で、「赤」は、使われる頻度が高く、派生意味が多い。本論文は、中日両国色彩語における「赤」を対象にして、考察したいと思う。 本論文は、まず、基本の色彩語の範疇と使用頻度について調べてみた。それから、「赤」という基本的な色彩語を色彩語から選び出し、資料を調べた上で、「赤」に関する中日両国の言語の具体的な意味を考察してみた。また、中国語の「紅」と日本語の「赤」の意味を整理すること意味の派生を分析することを通じて、その意味の共通点と相違点を詳しく分析してきた。最後、認知言語学の角度から、中日の「赤」の意味に差異が生じる原因を述べてみた。 中日両国の言語の「赤」は多義語として、別々に異なった特殊な拡張の意味をもつ。複雑な意味の拡張の過程で、中日両国の歴史文化、信仰、社会経験、民族心理、伝統、習慣などの社会要素が働きかけられている。人間の認知に影響を与えた各方面の相違こそ、「赤」という言葉の違った関連意味ができたと思われる。 キーワード:中日、色彩語、赤、紅、対照
中文摘要:色彩语自古以来都是表达语言多样性的有力领域,查看美国语言学家柏林的基本色彩语理论,用色彩语也可以表达使用这种语言的民族的文明程度。在中日两国基本色彩的使用过程中,“红”的使用次数较多,派生的意思多。本论文以中日色彩语“红”为中心加以考察。 本论文首先对近代中日两国使用的色彩语和使用频率进行了调查研究。其次,通过从色彩语中选出“红”并调查资料,考察了中日两国关于“红”的具体意义。接着,通过整理两国的“红”的意义,详细分析了两者的相同点和不同点。最后,从认知语言学角度阐述了中日两国关于“红”存在意义差异的原因。 在中日两种不同的语言中,“红”作为多意词,分别具有特殊广义。在复杂的意义扩展中,中日两国的历史文化,信仰,社会经验,民族心理,传统习惯等各种社会要素都起着重要的作用。因为影响人们认知的各方面的不同,才有“红”这一词语不同的相关意思。 关键词:中日、色彩语、红、对比 |