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要旨:阪神・淡路の大震災では、日本に在住している外国人が自然災害の恐怖をしみじみと思い知らされた。その中に、外国人に災害関連の情報が速やかに伝わられず、悲惨な被害が多数に被られた。 大震災以降、このような情報弱者の方々への情報伝達の方法として「やさしい日本語」は注目されてきた。 様々な言語使用者に対する災害時の支援、防災意識の啓発、生活情報の提供などが求められている現在、地域の共通語としての「やさしい日本語」はこれからの日本社会が必要になってくると思われる。 本文は、現在日本で注目されている「やさしい日本語」の意味や特徴に対する紹介によって、「やさしい日本語」の提出背景を分析しながら、「やさしい日本語」の役割をまとめることをしたい。
キーワード:「やさしい日本語」、多文化共生、情報伝達、コミュニケーション
目次 要旨 中文摘要 1 はじめに-1 2「やさしい日本語」とは-1 2.1「やさしい日本語」の意味-1 2.2「やさしい日本語」の特徴-2 3「やさしい日本語」提出の背景-3 3.1定住外国人の増加-3 3.2外国人に対する情報提供の必要性-3 3.3非常時のための「やさしい日本語」 . 4 4「やさしい日本語」の役割-4 4.1外国人への情報伝達-4 4.1.1災害時外国人への情報伝達-4 4.1.2日常生活時外国人への情報伝達-5 4.2多文化共生の推進-6 4.2.1基本理念-6 4.2.2基本方針-6 4.2.2.1外国人への行政サービスの提供-6 4.2.2.2多文化共生への理解-7 4.2.2.3市民相互の支え合い-7 4.2.3基本施策-7 4.2.3.1コミュニケーション支援-7 4.2.3.2生活支援-7 4.2.3.3多文化共生の地域づくり-8 5 おわりに-8 参考文献-9 謝辞-10 |